焼き茄子が好き!
ナスの花です。
朝露に、紫色が鮮やかですね。
花芯の黄色が印象的です。
ちょっと、大人な話(長い)
ナスには皮にポリフェノールが豊富なので、強い抗酸化作用が期待できます。
がん、動脈硬化などの予防効果、老化予防や美容効果もあるでしょうね。
ナスに含まれるポリフェノールはアントシアニン系なので、目の疲れにも効果的でしょう。
また、カリウムが豊富で、身体の熱を逃がす働きがあります。
夏野菜のナスですが、一番美味しいのは秋ですね。「秋茄子」です。
しかし、ナスは身体を冷やす特性があるので、暑い盛夏以外は加熱して食べる方がいいです。熱を取り過ぎると冷えてしまい、免疫力が落ちます。女性の繊細な身体は、妊娠し難くなったりします。 「秋茄子は嫁に食わすな」は、子孫繁栄を願うことを意味していたんですね。
そこで、ひと手間かけます。
ナス[冷]+加熱[温]=冷やしも温めもしない[平]
漢方では「修治(しゅうち)」と言う手法です。料理の手法も修治ですね。民間療法でもあったのでしょう。それに、そうした方がおいしい!素晴らしい先人の知恵に敬服します。
さてさて、
今日は、まだ厳しい残暑です。そして、美味しそうな高知市春野町産の長茄子と出会ったので焼き茄子です!
芳ばしい匂いと新鮮なナスの香り。とろとろでありながら、ヘタの方はシャクッとみずみずしい食感。自然な甘さがたまりません。おろしショウガと、柚子を玉のまま搾った「柚の酢(ゆのす)」に土佐酢でいただきます。
そして、これ。
土佐市にある亀泉さんが、土佐錦を醸した特別純米の生です。搾ってから冷蔵でじっくり落ち着付かせています。
土佐錦の酒は、搾ったばかりだと荒々しさがあります。しかし、低温でゆっくりさせてあげると落ち着いた、ゆったりした感じが出てきます。搾りたての時はちょっと気になる苦味や味のツンツンした感じがなくなって、優しくおおらかになるんです。
しあわせな気分になりますね。
そうそう、日本酒は身体を温めてくれます。腸内環境にも優しく、免疫力アップが望めそうですよ。(適量で)
日中の残暑は厳しいものの、立秋を境に朝晩の暑さがやわらぎ、空気が変わってきました。
「涼しい感じがするね。」
「風が気持ちいいね。」
なんて言いながら、少しのおいしい肴とおいしい酒で過ごす、穏やかな時間・・・
いいと思いませんか?
やっぱり
酒をのまなはじまらん🍶