自生しちゅうぜよ🌱日本酒 高知 酒屋
含め煮
生える場所によって
食べ頃の時期がずいぶん違う
蕗(ふき)
独特な香りと
シャクシャクな食感が
初夏から梅雨入り頃に
一服の清涼感をくれる
こいつぁ
やっぱり
含め煮が一番

半日日で水気多めな所には
自生しちゅうぜよ🌱

蕗の皮剥きは
生で剥く・塩茹でして剥く
二種類あるけど
それは
好きな方で

野生の蕗だから
もちろん
無農薬無化学肥料
まちまちな太さが
かえって面白い

出汁
酒
醤油
砂糖
塩
煮過ぎると溶けるから
浅炊きに炊いて
余熱で含め煮

自生植物ならではの生命感
まごうことなき野趣
繊細ながらも確かな香味
記憶の深みにつながる食味味わい
蕗には
そんなものがある
土佐煮や佃煮もいいが
蕗自体を味わう
含め煮が肴
夏の遅い逢魔が時に
まっこと美味い土佐酒を
こじゃんと呑むぜよ
生命感
素晴らしい蕗は自生するが
素晴らしい酒米は
そうもいかない
酒米は生産者さんの
一年を通した労苦
積年の努力
止むことない研鑽と
重ねられた熟練によって
栽培される
その歴史は2600年とも言われ
「國酒(こくしゅ)」と呼ばれる
日本酒
この伝統文化の基である酒米
その保全は
急務ぜよ
野生の蕗だって
伝統の日本酒だって
きっと
日本人のDNAに刻まれてる
そんな肴と酒に悠久の時を思い
まっこと美味い土佐酒を
存分に楽しんでつかぁさい
土佐の高知は酒の国