頬に夜の灯

夜の雨に、街の灯がにじんでいます。
様々な思いとともに、時が漂います。

日曜日はお休み。
旬の肴で美味しい酒をと思い、
大好きな豊能梅吟の夢仕込み生を買って帰った。

・・・とは思ったものの、

お天気がこれではねぇ、
無理もない。
食材がいろいろ、ない。

とは、言いながら
ウツボのタタキ。
見た目はアレですが、クセの無い白身に、皮目のゼラチン質がぷりぷりで、美味しい。
コラーゲンたっぷりだ。

高知産の万願寺に茄子、春に掘って湯がいて冷凍してあった筍。
炊き合わせにした。
万願寺の爽やかな香りと苦味、トロトロ茄子の旨味、筍の食感と甘味、それぞれが、酒を誘う。

そして、豊能梅吟の夢仕込み限定生。
豊能梅高木酒造社長、高木直之総杜氏渾身の純米吟醸だ。

高知を代表する酒米「吟の夢」を、高知酵母と高知の水と、高知の情と技で醸した蔵造り。

名だたる日本酒を欧州の名だたるソムリエ達が評価する「ロンドン酒チャレンジ」2013年グランプリ受賞酒です。

今夜味わったのは、この春の搾り立て出来立てをマイナス2℃の冷蔵庫で追熟成してあったもの。
いごっそうは、生酒をマイナス2℃冷蔵庫保管なのです。

まっさらなまま、深みを増し、幅が広がり、しっかり育っていた。


マイナス2℃で長い時間を過ごした吟の夢仕込みは、一口の満足感が半端ない。
いいお酒は育ちますね✨
幸せな気分にさせてくれる。
高木さん、いつも、素晴らしいお酒を、ありがとうございます。

やっぱり、
酒をのまなはじまらん🌿


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