ほとばしる土佐酒のしぶき。世界基準の桂月と土佐あかうしを味わう。日本酒 高知
春の山里へ
「上槽があるよ」
上槽(じょうそう)
酒を搾ること
そんなお知らせをいただいて・・・
造りで大変なこの時期に
お邪魔しちゃっていいのかな?
そう思いつつも
豊穣なる土佐の山里「嶺北」
土佐町へ
高知市から1時間くらい
早明浦ダムがある町
少し時間があったから
先に早明浦湖へ
穏やかなダム湖だから
カヌーの練習場もある
ワカサギも釣れるよ
乾期だから減水してて
土肌が見えてるね
真ん中に見える島には
龍神様が祀られている
早明浦湖は
龍
頭?首?の所にあるのが
龍神様を祀った島で
口の所が早明浦ダム
この早明浦湖をのぞむ
ここでランチ
さめうら荘
レイクサイドホテル
四国山地の入り口「嶺北」
ここは
ジビエに山菜
川魚や鰻
「土佐あかうし」の牧畜や
「天空米」「吟の夢」などの棚田稲作
などなどなど
山と川と里の恵みが
すごく豊富なところ
せっかくなので
レイクサイドビューで
土佐あかうし
岩塩とポン酢で
土佐あかうしは
赤身の美味さが身上ぜよ
こじゃんとうまいきねぇ✨
ほとばしる!
さてさて
お邪魔したのは
酒蔵のシンボル「煙突」
土佐酒造の煙突はめずらしい
レンガ造りで四角だ
たぶん
ここだけ
営業の中山さんが
わざわざ付き添ってくださった
甑(こしき)
酒米を蒸す装置
昔ながらの甑で
酒米を少量ずつ蒸す
桂月の酒米は
全て地元の嶺北産
それ以外は使わない
地の米
地の酒
テロワール
そして
「人がやる事は人がする」
桂月は手間ひまを惜しまない
これは
「留め」が終わり
醸造の最終段階にある
CEL24のモロミ
スフレのような泡
甘さを含んだ爽やかな香りが
たまらない
あぁ
もう
頭を突っ込みたい
そして
ちょうど時間となり
搾りの始まり
6℃キープの冷蔵蔵にある搾り機から
最初の槽(おけ)へ
しぼりたて生々原酒が出て来た
生々原酒の様子を見つめる
杜氏の佐竹さん
眼光鋭く
真剣そのもの
えぇーっと
おぉきにです😋🎶
搾り始めのあら走りは
心地よいピチッと感と清々しい芳香
搾られつつある酒だから
この瞬間でしか味わえない
ビシビシと
生命感を感じる呑み口
スッとキレイなキレ
特別純米なのに
吟醸香がしてるし
「超」辛口
「超」ってほどでもない?
味わいも吟醸香もしっかり有る
シャープというより
クリアな感じのキレ
料理を選ばず美味いから
桂月の新しいスタンダードになりそうな酒
桂月超辛口特別純米60
ぜひとも
呑んでもらいたいぜよ😉👍
金色の柄杓
進化を続けてる桂月
見せられないけど
酒米の袋には
生産者データも記載されてる
海外への出荷も戻りつつある
初めて見せてもらったのが
工場長の筒井さんの
「金色の柄杓(ひしゃく)」
搾られた生々原酒が
健全なことを確かめるために
搾り機から出た酒を汲み
チェックするのに使ってる
これ大切だよね
「桂月」
その名の由来は
この人
歌人「大町 桂月」
こんな資料が
蔵に併設されてる資料館
「桂月館」
にある
桂月と土佐の歴史を知ることができる
貴重な資料がたくさんあるし
建物自体が興味深い
詳しくは
訪れてからのお楽しみ🎵
桂月ギャラリー
酒林も
地元の方が製作してる
ギャラリーでは
近年の受賞歴
飾りきれない賞状の一部
嶺北の四季を撮影したドローン映像
「Keigetu The Fore Seasons」
いろんな桂月の試飲
などが楽しめる
なにより
蔵人との歓談が
こじゃんと楽しいぜよ
自然にあふれ
四季鮮やかで
豊穣である嶺北
それは
自然の厳しさとともに在ることでもある
平地に比べ労働量の多い棚田での酒米作り
身が凍え指が切れるような寒さの中での
酒造りの日々
蔵仕事はとにかく
洗浄
凍る寸前の水で毎日毎日
道具や設備を洗ってるのを
想像してみる
手洗いは肘より上から洗うがぜよ
こうして造られる
美味いに決まっちゅうきに
ぜひ!
ぜひ!
ぜひ!
存分に
味わい尽くしてほしい✨
土佐の高知は酒の国