大根はなぁ、こうして出汁で煮て、粉山椒をかけて食べるのが一番うまいのじゃ。日本酒 高知
池波正太郎「剣客商売」から
大根はなぁ、こうして出汁で煮て、
粉山椒をかけて食べるのが、
一番うまいのじゃ。
池波正太郎
「剣客商売」
囲炉裏にかけた鍋を前に
主人公秋山小兵衛が語る
藤田まこと版
「約束金二十両」の一場面
昆布出汁で煮ただけの大根に
少しだけ粉山椒をかける
山椒が大根の繊細な旨味を
スゥーッと現す
これが
池波正太郎ならではの
粋
なんだ
しっとりキメ細やかな
冬大根
旬だねぇ
これからうまいねぇ🎵
大根に味噌
思い立ったら
作らずにいられない
秋山小兵衛にならって
下茹でしないままの大根を
土鍋の昆布出汁で
ユルユル煮る
![](https://sake-sasaki.com/wp-content/uploads/2020/12/DSC_0888-1024x576.jpg)
山椒で・・・
とも思ったけど
まーこさんにいただいた
本物の味噌がある!
これでやらねば
なんとする?
![](https://sake-sasaki.com/wp-content/uploads/2020/12/20201207_1055222-881x1024.jpg)
ずっと本物の食に携わってきた
まーこさんのお母様ブレンドの
合わせ味噌と
厳選の白味噌
味醂を加えてゆっくり温めながら
少しゆるめる
温めると素性が出る
味噌が本当の姿を現す
酒も同じだよ
温まった味噌の芳醇な香り
なめらかな風合いが
なんともたまらない
これも
味噌が本物だからこそ
この味噌だけで
十分呑める
![](https://sake-sasaki.com/wp-content/uploads/2020/12/20201207_1031102-1024x1016.jpg)
本物の味噌は辛くなく
味噌の風味が豊か
出汁で煮ただけの大根と
合わせてゆるめた味噌が
渾然一体に旨味を醸し出す
本物って
偉大だと思う
大切なことだと思う
時代劇な気分
時代劇好き
池波正太郎好き
ながですよ
池波作品の
雰囲気
佇まい
そんなのも好きなんでしょう
ムリヤリ真似してしまう
じゃぁ
大根と味噌には
キレッキレなのより
泰然としてジクッと含みのある
深い味わいがいい
■使用米 山田錦(酒母米)・アケボノ(掛米)
■精米歩合 55% (酒母米)・70% (掛米)
■日本酒度 +5
■酸度 1.4
■アミノ酸度 0.9
■アルコール度数 16度〜16.9
精米歩合55%の山田錦で造った
麹・酒母
精米歩合70%のアケボノが
掛け米
野暮ったくなくクリアでいて
ふくよかな味わいと飲みごたえ
本物の酒姿
少し燗をすると
より幅も深味も出るし
香りも開く
この酒
うまいぜよ✨
「by浅野徹」までが
酒の名前だからね
ジワッとしみるうまさには
ホッとしたやすらぎがある
騒然とした世情だけど
酒と肴は心を癒やしてくれる
さぁ
一杯やりなされ😌✨
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