かぶら。日本酒 高知



ようやくたくさん出始めた
蕪(かぶら)
土佐では柚子と漬けたりもする
手軽に煮ても蒸しても美味しい


「蕪」と聞いて
一番に思い出すのはある京割烹
縄手白川橋を東に入った
幅一間も無い小路に小さな置き看板
狭い階段を昇った二階に
「割烹 蕪庵(ぶあん)」はある
料理人 中村保美の店だ



知り合いで中村さんの弟弟子にあたる方が連れて行ってくれた
十一月前の暑さが残る頃だった

叩きを入れた銅板葺きのカウンターと
有ることに気付かないような奥の小上がり
まったく華美でない
むしろ質素?ぼくとつ?
しかし空気が違う




中村さんは気さくに接してくれ
とても愉しいひとときだったし
料理の理(ことわり)も教えてくれ・・・



茶碗蒸しな、鶏肉入れてるのあかんで。
鶏の脂で風味もなんもなくなるからな。


土瓶蒸しに蜜柑乗ってるとこな、
二度と行かんでええ。
柑橘の強い匂いさせるんやったら、
椎茸でええやん。


これ、食べてって!
と出してくれたのは「あら炊き」


煮魚な、煮すぎたらあかんで。
煮染めか佃煮になってしまうからな。
あくまで魚の身は白くや。



料理も話もいちいちが凄かった
明るく朗らかに惜しげも無く
そんな中村さんに引き込まれ
とても貴重で愉しくありがたい経験

いまだに
「蕪」から思い出すのは「蕪庵」



いい小蕪があったので
温かい肴に

蕪鶏そぼろ餡


蕪は火加減が大切
皮は厚めに剥いて

柚子の皮を少し

熱々のそぼろ餡をかけて
出汁の匂いにほのかに香る柚子
やさしいうま味がひろがる



そんな
やさしい肴には
やっぱりこの土佐酒を

有光酒造場 安芸虎

しぼりたて純吟

無濾過生酒

土佐錦精米歩合55%
土佐錦での出荷は
この一回のみ
在庫限りをご了承ください


冷たい空気って
凜とした気分にさせてくれるし
温かさを際立たせてくれる
一番好きな季節

お気に入りの肴は何?
その肴で
ぜひぜひ土佐酒を愉しんで!


土佐の高知は酒の国

酒をのまなはじまらん🍶




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